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Illustratorはドロー系のイラストソフトである。解説はほんとに?役立つソフト選びなどを参考にして欲しいが、ペイント系のと比較して大きな違いは図形(オブジェクト)が独立しているのである。簡単に言うと線や円がひとつひとつ情報を持った存在なのじゃ。ペイント系のものは水彩画と同じで上書きすれば色が交わるが、Illustratorでは切り絵のように重なることになる。 この配置という観念はとても重要なのでよく理解して欲しい。
はじめに色違いの長方形を3つ描いてみた。
緑、赤、黄色の順に描いていったのじゃが、既に配置の観念があるのを気付くかな?。最背面が緑で、一つ前が赤、最前面が黄色なのじゃ。
試しに緑のオブジェクトを選択して、配置をひとつ前にしてみるぞい。メニュー>アレンジ>前面じゃ。
どうじゃ?。赤の前、黄色の後ろに配置されたことがわかるかのぅ。
次は黄色を最背面にしてみるぞい。
これで最初とは逆の配置になったじゃろ。このように、いつもオブジェクトの配置を考えて作成することが肝心じゃ。この理念をたたき込むのじゃ。
とは言え、多くのオブジェクトがある場合には配置を覚えるわけにいかん。そこで「グループ」も活用すると便利じゃぞい。 今度は10個のオブジェクトがある。赤を青と黄色のオブジェクトの間に入れたいのじゃが、どうする?。
ただ赤を黄色のオブジェクトの所に持っていっただけではこのようになるのじゃ。配置の最前面にした後、ひとつ背面にしてもいいのじゃが、それではもっとオブジェクトが多いときに困るじゃろ?。
そこで、赤と黄色のオブジェクトをグループ化するのじゃ。すると赤と黄色は同じオブジェクトとみなされ、青の前まで一気にくる。もちろんその後にはグループ解除をしておくのじゃ。
グループ化には法則があって、選択したオブジェクトのなかで最前面のオブジェクトの後ろに配置される。これを利用すれば、多くのオブジェクトがあっても混乱することはないぞい。 配置に関してはショートカットを覚えることも肝心じゃ。 このページのトップへ |
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