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- 初代PowerPC搭載機は2枚単位でのメモリ増設が必要なんですね。しかも、ハードディスクやCD-ROMドライブの下に隠れてて、交換しにくいのなんの。でも意外と簡単。早速やってみましょう。
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- 1.必要工具
- マイナスドライバー 1本(フツーのやつ)。OA用スプレー(液体窒素でシューっとなるやつ)があれば便利。
- 2.必要RAM
- 72pinのSIMM。60〜80nsのもの。同じ容量・規格のものを2枚用意する。今では32MBが市販の標準なので、いっきに64MBの増設となります。64MBや128MBのものもありますが、まだ高価ですね。別にMac用じゃなくてもノンパリティであればDOS/V用でもたいてい使えます。でも、お店の人に確認してから買った方が間違いないと思います。ちなみに価格は6千円から8千円。昨年の今頃は5千円以下でも買えたのですが、年末年始に高騰(1万円を超えるところも多かった)してしまいました。今はある程度落ちついてきています。
- 3.作業の前に
- ここからはくどいようですが自己責任でおこなって下さい。手順自体も反則技の場合がありますので専門家の方が見たら怒られるかも。
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- それから、メモリ交換など本体の中を作業するときは静電気に十分な注意をして下さい。帯電したままメモリを触ると一発でお釈迦になります。私なんか家でやるときは裸でやります(笑)。冗談な様ですが本当です。それくらい気を使ってやる気がなければ初めての人はやらないで下さい。
- 人体の除電は水道管などを触ります。本体はアースをちゃんと接地していれば蓋を開けて電源ボックスを触ってから電源コードを外します。そうでなければコードを抜いてから、電源ボタンを押してみると気休めになるでしょう。
- 4.手順です
- まず、本体を開けます。
- これが7100/80AV 名機です
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- 背面にネジがあるのでマイナスドライバーで反時計回しにしてネジを弛めます。
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- ネジが本体カバーからはずれたらカバーを前面に引いて持ち上げればこの通り。
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- 開けると埃まみれだったりするので、OA用スプレーで埃をとっぱらいましょう。このときの注意点として、あまり強く吹き付けないこと。逆にフロッピードライブなどを痛めることがあります。
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- さてさて、本題のメモリー増設(交換)ですが、CD-ROMドライブの下に隠されているので結構大変。各種ドライブに接続されているケーブル類を外して作業を行います。
- フラットケーブルはまっすぐ引き抜けば簡単に抜けます。ただ、CDのサウンド用ケーブルは爪が付いているので力づくは無理です。基板側のコネクターの方が外しやすいようです。マイナスドライバーで爪の部分を横から外してやれば簡単です。(本当は電源ボックス上のバーロックを外して本体前面のネジを外せばCD-ROMなどごっそり持ち上がります。すいません)
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- ちょっと横道ですが、写真のところにもRAMもどきがありますが、これは別物です。
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- 次にCD-ROMドライブを外すのですが、これは前方の両脇に止め具がありますので押さえながら引っ張り出します。写真では片手ですが、これはデジカメを持っているから。両手じゃないとできません。
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- CD-ROMドライブが外れたら、陰に潜むメモリ発見。
- 真上からは見えにくいのですが、メモリーの両サイドに小さな爪があります。爪を外側に開くようにして、メモリを前へ(前から見た上の写真では左側)倒すようにすれば簡単に外れます。このときの注意する点は上の写真で言うところの左のスロットからしかはずせません。右のスロットを交換したくても左から全て外さなければなりません。SIMMの交換詳細(8150で解説)
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- 後は、メモリを取り付けるだけですが、ちょっとしたコツがいります。外すときにお気づきと思いますが、接点部分から斜めに挿入しなければ入りません。接点を先に入れて上体を起こしてやれば先程の爪がカチッとロックされます。見え難いですが、ちゃんと爪がかかっているか確認して下さい。それとメモリの切り欠いた方が前方になります。
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- 最後は逆の手順で組み立てます。えっ?、どうやって外したかおぼえてない?。知〜らないっと。
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- 今回は仕事の合間に必要に迫られて交換したときに記録したものなので、抜けが多いですね。近いうちに詳細編を追記いたします。
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- 今後の掲載予定リスト(8月中には全掲載予定)
- PM8500、PM7300、WS8150、PM G3 DT、PB
G3(2代目)、PB5300、新G3(B&W)、iMac
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