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- Workgroup
Sererver(ワークグループサーバー)ってご存じですか?。一般の販売店ではおいていないので馴染みが少ないと思うのですが、発売当初はグラフィックサーバーやファイルサーバー用として一般機種より若干のパワーアップを施したものにサーバー用アプリケーションを添付して販売していました。この機種はPower
Macintosh
8100をベースとしたものです。ですからメモリもSIMMですし、NuBusなんです。
- 今回はメモリもさることながら内蔵電池の交換もやってみようと思っています。この機種は1995年9月発売で既に4年近く稼働していることになります。内部時計の設定が初期値に戻ったりするなら間違いなく内蔵電池の消耗です。8100シリーズをお使いの方も多いでしょうから参考にして下さい。ちなみにこのタイプははっきり言って大変です。
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- 1.必要工具
- マイナスドライバー/プラスドライバー 各1本(フツーのやつ)。小さいマイナスドライバー。OA用スプレー(液体窒素でシューっとなるやつ)があれば便利。
- 2.必要RAM&電池
- 72pinのSIMM。60〜80nsのもの。同じ容量・規格のものを2枚用意する。今では32MBが市販の標準なので、いっきに64MBの増設となります。64MBや128MBのものもありますが、まだ高価ですね。別にMac用じゃなくてもノンパリティであればDOS/V用でもたいてい使えます。でも、お店の人に確認してから買った方が間違いないと思います。ちなみに価格は6千円から8千円。昨年の今頃は5千円以下でも買えたのですが、年末年始に高騰(1万円を超えるところも多かった)してしまいました。今はある程度落ちついてきています。
- 電池は3.6Vのリチュウム電池。LS14250というタイプです。市価は千円前後。場合によっては店頭在庫があることをいいことに2千円するところもあります。(笑、かなり根に持ってます。過去のトピック5/17参照)
- 3.作業の前に
- ここからはくどいようですが自己責任でおこなって下さい。手順自体も反則技の場合がありますので専門家の方が見たら怒られるかも。
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- それから、メモリ交換など本体の中を作業するときは静電気に十分な注意をして下さい。帯電したままメモリを触ると一発でお釈迦になります。私なんか家でやるときは裸でやります(笑)。冗談な様ですが本当です。それくらい気を使ってやる気がなければ初めての人はやらないで下さい。
- 人体の除電は水道管などを触ります。本体はアースをちゃんと接地していれば蓋を開けて電源ボックスを触ってから電源コードを外します。そうでなければコードを抜いてから、電源ボタンを押してみると気休めになるでしょう。
- 4.手順です
- まず、本体を開けます。
- これがWorkgroup Sererver
8150/110 当時は約60万円
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- 背面にネジがあるのでマイナスドライバーで反時計回しにしてネジを弛めます。
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- ネジが本体カバーからはずれたらカバーを前面に引いて持ち上げればこの通り。
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- 開けると埃まみれだったりするので、OA用スプレーで埃をとっぱらいましょう。このときの注意点として、あまり強く吹き付けないこと。逆にフロッピードライブなどを痛めることがあります。
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- さてさて、メモリー増設(交換)ですが、8100や8500なんかはマザーボードを外さなければ作業ができません。初めてだと基板を見たとたんにビビルのですが、根性据えてやりましょう。
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- 拡張カードを入れている場合にはあらかじめ抜いておきます。このマシンには因縁の10/100BASEカードが装着されています。ポート手前の爪を持ち上げれば簡単に外れます。PCIよりコネクタのピンピッチが大きい分楽勝です。
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- フラットケーブルはまっすぐ引き抜けば簡単に抜けます。
- 上の写真のケーブルだけは爪が付いています。うーん。プクプクした手だ。
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- ここからはマザーボードへのアクセスなので慎重に。真ん中のネジを外します。
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- 次に本体前面のリスタートスイッチ部分を外します。
- 後はそのままマザーボードを本体前面方向にずらし、右上の爪を上へ持ち上げればマザーボードが外れます。
- これがマザーボード。
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- SIMMの交換。前回は見え難かったのでここでは詳しくやります。
- 全体から言うと前方上側にあります。写真ではひっくり返っています。
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- この機種は8スロットあるんですね。最大メモリも264MB(32MB×8枚)が正式サポートになっています。
- メモリーの両サイドに小さな爪があります。爪を外側に開くようにして、メモリを前へ倒すようにすれば簡単に外れます。
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- メモリを取り付けは、ちょっとしたコツがいります。外すときにお気づきと思いますが、接点部分から斜めに挿入しなければ入りません。接点を先に入れて上体を起こしてやれば先程の爪がカチッとロックされます。見え難いですが、ちゃんと爪がかかっているか確認して下さい。それとメモリの切り欠いた方が上の写真上では右になります。
- メモリの写真ですが、この写真では左下に切り欠きがあるのがわかるでしょうか
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- お次は電池交換。
- 電池にはカバーがかかっていますので、小さいマイナスドライバーでカバーの両サイドをこじるように爪を開いて外します。
- 電池のプラス/マイナスを絶対間違えないように。電池ボックスの底面にも記述があります。
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- 最後は逆の手順で組み立てます。通常はここで優しく突き放すのですが、マザーボードを入れるときにコツがありますので説明します。
- 赤丸のところ
- 背面ポート側にマザーボードを差し込む爪があります。その下に丸い突起もありますからこれらを綺麗に差し込んで下さい。ここに気をつけておけばスムースに入ります。
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- さぁ、うまくいきましたでしょうか?。配線類も多いので外すときにしっかりチェックしながら作業を進めましょう。
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