トップページへ


■ロジックの種類(StormSurge) 2001/02/21 追加・訂正

「StormSurge」はApple PowerMacintosh9500シリーズと同等の高い拡張性を持っています。UMAX Pulsar、SUPER Mac S900、J700、akia MicroBook 604eシリーズ等に搭載されています。その他にもオリジナル筐体モデルとかがありますので、私も知らないモデルは多いですね。
 
◇Rev.(リビジョン、レビジョン、レヴォ)
StormSurgeには組立ロットによりA〜EまでのRev.が確認されています。代表的な差異で言うとRev.AはPCIスロットが4スロット(6スロットもあるとは思うのだが)、その後Rev.Dまではパーツ以外の変更はないと思われる。パーツの変更と言っても基本性能には影響のないものがほとんどで、気にするほどではないと思います。コレクション以外でRev.にこだわる理由は特になし。もっと重要なポイントは別にあります。
今後、Rev.毎に同じ条件でベンチマークとか取ってみますね。
ASSYのシール部末がRev.表示になります。写真下部ロジック上にRev.Bと印刷されていて、ASSYシールがRev.CならRev.Cです。その上にロジックに印刷されている9010045-0007やASSYシールの9010300-0001がMLBの合格型番だとは思うのですが....。
 
◇マニアックなポイント
Rev.は関係ないとは言ったものの、気を付けたいポイントがあります。
1.PCIスロット数とセカンダリCPUスロットの有無
Rev.AではPCIスロットが4、CPUスロットも1個になっています。パターン自体は残っていますし、使用パーツは同じなのでスロットをハンダで付けるだけで機能するはずです。廉価版であるJ700シリーズを発売するに当たり、申し訳程度の差異としてスロットを減らして出荷したという噂です。その後S900系の販売価格も下がり、言い訳しなくてよくなったので(?)6スロットのJ700も登場したようです。G3/G4カードで運用する限りはPCIスロットの数だけの問題ですね。
2.オンボードメモリの速度
「StormSurge」を利用する上でRev.よりも重要なのがオンボードメモリの速度になると思われます。オークションの質問等で、盛んにRev.を質問される方がいますが、私のようにコレクション目的でなければ意味はないです(私は全Rev.持っていますが)。Rev.B以降(PCI6スロット)であるなら、オンボードメモリの確認をするのが通でしょう。60ns、70nsの2種類があり、60nsだから間違いないと言うこともないのですが、70nsではCPUのG3/G4化時に不安が大きくなります。いくら速いメモリを後付けで載せてもオンボードメモリが足を引っ張ることになりかねません。以前の話ではRev.A〜C(前期)までに70nsのオンボードメモリがあると言うことでしたが、Rev.Dでも70nsのメモリが存在します。現在新品として発売されているS900は補修用パーツの組み合わせで作られており、その一部にも70nsが含まれていました。事実上オンボードメモリの確認をするのは不可能なので、ギャンブルですね。とは言え、60nsでアナウンスされているサードパーティーメモリでもひどいものはありますから難しいところです。これも両方持っていますので今度テストしますね。
「-60」や「-6S」とか書かれていますオンボードメモリの位置は前ページで確認してね
 
3.幻ロジック
一般的にStormSurgeはRev.Dまでの存在が知られています。しかしRev.Eと言うロジックも非公式ながら存在するのです。製品化されなかったようですので、MLB(Mac OS Licensing Design)と言われるAppleが行う互換機マザーボード試験用に極少量生産されたものでないかと推測されます。部品構成は大差無いのですが、オンボードメモリと2次キャッシュが廃止され、2次キャッシュとROMスロットが追加されています。そしてPCI-PCIブリッヂチップがPCI2.2規格のものに変更、Etherやシリアルポートが直付けされています。内容を見ると明らかにG3 CPUカード搭載へ向けた変更ですね。Mac OSとロジックのライセンスが継続されていれば、CHRP(次世代互換機)と並びBTOの主流ロジックとなったことでしょう。でもシステムバスは50MHz(^^;)。国内では3枚だけ存在していました。でも幻なので存在していないのです(別名ツチノコ・ロジック)。持っている方は密かに連絡下さい。公表はしませんし、できません。確認枚数が増えるだけです。なんなら高価に引き取ってもいいですよ〜(爆)。
 
4.シールとロジック表示
前述で「ASSYのシール部末がRev.表示になります。写真下部ロジック上にRev.Bと印刷されていて、ASSYシールがRev.CならRev.Cです」。としていますが、いくつか種類があるようです。
・Rev.Bと印刷→Rev.Cシール
・Rev.Bと印刷→Rev.Aシール
 
参考文献
日経Mac 1997年6月号 日経BP社/インテル社 技術資料
ホームへ

Thanks Access Research
Copyright (c) T_Matsuda 1998-2001 All Rights Reserved.
全てのブランド名および製品名は
個々の所有者の登録商標または商標です。