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- PowerPCを標準で搭載した初のPowerBookです。ceはTFT液晶ディスプレイモデルで、かなり高額だったような気がします。
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- PowerBookシリーズは、ノートパソコンなのでメモリ交換はそこそこ面倒です。専用工具も必要なので十分に注意をして下さい。
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- 1.必要工具
- トルクスレンチ(星形レンチ)が必須です。サイズも特殊なようで日曜大工の店などにも置いていないところが多いです。
- 今回は某カメラ店にて約800円で購入しました。なんとPowerBook対応とわざわざ書いてありました。実際使ったサイズはT-8と書いてますね。DOS/V機でもトルクスレンチは使うことがあるのですが、もっと大きなサイズのようなので注意が必要です。
- 2.必要RAM
- 120pinの専用メモリ。最大搭載メモリが64MBなため、48MB等中途半端な容量の物があります。PB5300のメモリはPB190と共用な用です。容量としては8、16、32、40、48MBの物が販売されています。ただし、8、16MBは生産中止になっており、32MB以上しか手に入りにくいようです。増設メモリスロットは1つだけなので、予算の許す限り容量の大きな物にしましょう。価格は32MBで1万5千円、48MBで3万円程度です。
- 3.作業の前に
- ここからはくどいようですが自己責任でおこなって下さい。手順自体も反則技の場合がありますので専門家の方が見たら怒られるかも。
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- それから、メモリ交換など本体の中を作業するときは静電気に十分な注意をして下さい。帯電したままメモリを触ると一発でお釈迦になります。私なんか家でやるときは裸でやります(笑)。冗談な様ですが本当です。それくらい気を使ってやる気がなければ初めての人はやらないで下さい。
- 人体の除電は水道管などを触ります。本体はアースをちゃんと接地していれば蓋を開けて電源ボックスを触ってから電源コードを外します。そうでなければコードを抜いてから、電源ボタンを押してみると気休めになるでしょう。
- 4.手順です
- 10.4インチTFT液晶にPowerPC604e/117MHz
- 当時最強スペック!!
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- 本体のそこを上にして、バッテリーやフロッピーモジュールを外します。
- バッテリーは簡単ですね。
- オープナーが押し込みにくい場合がありますが、カバーを揺するようにして押し込めば何とかなります。
- フロッピーはロック機構があります。
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- 次に星形のネジ3本を外します。このネジはキーボードまで達しています。
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- ネジが外れたら本体をひっくり返し、ディスプレイを開けます。キーボードが取り外せる状態になっていますので、手前側を持ち上げ、手前に引きます。
- 上の写真のようにキーボードには爪が出ています。手前側にはフィルムケーブルが接続されていますので、力技は禁物。慎重に作業を行って下さい。
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- キーボードを持ち上げた状態です。緑色の基板がメモリです。
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- メモリは上に引き抜きます。
- メモリは意外と差し難いです。中途半端だと認識しませんので、しっかり差し込みましょう。
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- 最後は逆の手順で組み立てます。
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- ついでにPowerBook5300を見てみましょう。
- これが背面です。一番左が赤外線ポート。真ん中あたりがディスプレイ出力(専用の変換器を必要とします)。サウンド系が2つ続いて、SCSI、シリアル(プリンター、モデム)にADBポートです。
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- 特にSCSIはHDI30ピンという馴染みの薄いコネクタを使用しています。ちょっと前までD-Sub25ピン等への変換ケーブルは1万円以上していたのですが、今では安価(2〜3千円)な変換器があります。
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- PowerBook5300は内部構造が複雑そうなのですが、意外とメモリ交換は簡単でした。
- 同じPowerBookでもG3
'98モデルはもっと簡単だし(ハードディスクも楽勝)、2400は素人は手を出さない方がいいみたいだし、機種差が激しいようですね。
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