周辺機器・増設機器(Mac中心)
目的を持ってパソコンを買う必要性を書いてきましたが、目的を持ったシステムの増設も必要です。目的を見失うと、後で買い足せばいいや!などと考えてしまうところが落とし穴になったりします。デジカメやスキャナーなど、増設しやすいものは良いとして、SCSIカードやグラフィックカードなどは自分で増設するにはそれなりの覚悟がいるでしょう。メモリの増設も値段がもっと下がってからと思っている間に時が過ぎてしまうものです。情熱も熱いうちに打たなければ、前進はあり得ないのです。「必要なシステム」でも触れたように、使用目的にあった周辺機器などが必要となります。予算は周辺機器も入れて考えましょう。
 
それでは代表的な機器類と予算を考えてみましょう。御承知のように、価格は時価と言っても良いのでパソコンと同じく買いたい時が買い時となります。ここでは現時点での情勢も若干考慮します。
 
本体組み込み機器
No1. メモリ
パソコン本体の購入時に最も増設されるオプション(Macのキーボードは別として)でしょう。雑誌やカタログなどではRAMと表記されたりもします。最近は最低でも32MBは標準で付いており、64MB以上を標準とするものも増えてきました。メモリの役割としては、アプリケーションソフトウェア(一太郎とかエクセル)の一時保管場所として使用されます。読み書き速度が、ハードディスクなどより圧倒的に早いため(千倍近い)、CPU(Power PCなど計算をするところ)からの読み書きに使用されます。一種の記憶装置ですね。作業するデータの保管場所としても使われるため、メモリ容量が大きければそれだけ作業できる領域も広がります。(ちょっと一服)
パソコン購入時に増設できる最大メモリも確認して下さい。メモリスロット数が少ないと増設できても既存のメモリを外さなければならないものも多いし、256MBのメモリはまだ割高なので、128MB単位で増設する方が良いでしょう(64MBのメモリしか保証していないものもあるので注意)。メモリの増設は本体購入時にショップでやってもらうのが懸命でしょう。本体購入時ならサービスもあるし。容量は予算のある限り増やすことをすすめます。
 

昔はほんとに高かった。6年前でも4MBで1万円。8MBで3万円もした。

パソコン関係の周辺機器や部品は年を追うごとに大容量・高速化・低価格化が進むのですが、メモリは別。寿司屋のネタみたいなもので時価です。

〜緊急報告〜
現在は('99.10.21)高騰しています。3ヶ月程前から値上がりをはじめ、ひどいものだと3倍近くになっています(台湾大震災が追い討ちをかけた)。特に現行機種向け(PC100規格やSDRAM 168pin)の価格が高く、128MB12,800円位だったものが38,800円(某ショップ調べ)になっています。しかもこの価格も1週間後には上がる可能性があると言ってます。4万円近くまで上がるかもしれません。国内メーカーも希望小売価格を軒並み上げています。
 
では、なぜこのようなことになったのでしょうか。これには現在の流通の仕組みにも関係いてきます。パソコン関連の装置などは日進月歩で技術革新が進んでいるのは周知の事実。大量発注して在庫を抱えても、極端な話、1ヶ月後には競争力が無くなり在庫の山になってしまいます。そこで各メーカーや販売店も含めて在庫の回転率を上げ(小ロット化や共同での配送センターを持ち、極限まで在庫を減らしています。どこのメーカーも10回転/月以下になっているそうです)、在庫を減らしているので、仕入れ値が上がればすぐに小売り市場でも値上がりするのです。しかも、メモリやCPUは世界規模で変動します。以前は国内でもメモリを大量に生産していましたが、韓国や台湾製品との価格競争に敗れた形で生産量が少なくなっています。よって、世界的な価格変動に敏感になってしまうのですね。
 
今後の価格の動きを予想しますと、年内は高止まりしそうです。これだけ高騰してくると、悪徳ブローカーなどが登場し、買い占めを行っている可能性が高い(笑)ので、まだまだ価格は上昇します。もちろんコストが同じなら生産メーカーも高く売りたがるので悪循環になります。しかも、便乗値上げも少なからずあるようです。メモリ相場は3ヶ月1波の傾向があるので、第2波も上昇傾向ですから、年明けに下降をはじめ、来年の4月ぐらいに正常価格に戻ると考えます。要するにある程度利益が出ると資金回収のために、買い占め分が市場に出回り始めるので、需要が満たされれば自分で増設できるひとはパソコン本体を新規購入したとしても、最低限のメモリで我慢した方が賢明でしょう。
 
前述のPC100やSDRAM DIMM 168pin以外のメモリも軒並み1.5〜2倍になっています。SIMMや旧G3用のVRAM等は在庫で需要を賄っているせいか、値上がり幅は小さいようです。
 
ついでの情報として、グラフィック・アクセラレーター・カード、CPU、ディスプレイ(15〜21インチ)の低価格モデルが大きく値上がりする可能性があります。
 
No2. 記憶装置
意外と後回しになりがちなもののひとつ。記憶装置としたが、ひとまとめにできない性格のもの。HD、MO、CDR、Zip、FD、DVD、DATなど、思い付くだけでもかなりの種類がある。目的によって使い分けよう。ここでは内蔵用としてなので、けっこう限られてくる。WinではHD、CDR、DVDが人気らしいが、マックではHD、MO、Zipかな?。ドライブベイの空き具合にもよるが、データのバックアップや受け渡し用のMO、Zipが人気が高いようです。私は内蔵式というのはどうも好きになれず、やむを得ない場合のみ、HDの増設をするぐらいです。理由はケース分だけ安いから。ただ増設するだけで、スペースが開いているのなら、外付けの方をすすめます。理由としては他の機器でも外して使えるから。それに電源容量(パソコン本体の電源装置)や熱の問題もあるから。確かに内蔵だと場所はとらないが.....。好きずきですね。ハードディスクも最初から4GB、6GB入っているものが多くなったので、ビデオやグラフィックを本格的にやらない限りは問題ないでしょう。なんか結論が出てないですが、後でもいいんじゃない?と思える唯一の場所。ちなみに私の会社のパソコンはHDもMOも全て外付け。事業所(工場や海外)などで仕事をする時に持っていきます。ソフトはほとんど同じなので、データを持ち運べるメリットは大きい(ちょっと重いけど)。

 

No3. 増設ボード
PCIと言う規格に則ったものがメインです。グラフィックカードやイーサーカード(ネットワーク)、SCSIカードなどをがあります。
まずグラフィックカード(以下ビデオカード)ですが、最新のG4 MacからAGPと言う規格に変わっています。これは、最近のグラフィック要求(テクスチャや3D表示などは高速な処理を要求する)に対しPCI規格では限界が見えたからです。AGPは直接CPUと信号のやり取りをするため、PCIよりも高速に処理ができます。G4 MacにはAGP 2X(2枚ではない、2倍の意味)が採用されています。G4 Macには、Mac用として最新最速に近いボードが載ってますので、マルチモニタにしない限りは当面増設する必要はないでしょう。B&Wもそれ以上を望む必要がありません(プロ用とわからないけど)。
旧G3 Macも17インチディスプレイを使用するならVRAMを4MB増設して6MBにしてやるくらいで、カードを増設する必要はないでしょう。DTP等が目的で19インチ以上のディスプレイを使う人やG3以前のMAC(すでにビデオカードが搭載されているものは除く)の場合は必要となります。ビデオカードというのはディスプレイなどの表示能力だけの能力を高めるものです。複雑な図形や写真などの表示を速くします。勘違いしやすいのはCPUまで速くなるような錯覚をすること。ビデオカードを入れてもPotoshop等のフィルタ処理などが速くなることはありません。ただ、手のひらツールで動かした時の再表示や、スクロール速度はがぜん速くなります。総合的な体感速度はずいぶん良くなりますが、ワープロや表計算しか使わない人には必要ありません。搭載するメモリによって、表示できる色数も増えます。わかりやすく言うと17から20インチまでなら4MB。それ以上なら8MBのメモリがフルカラー表示に必要となります。今から買うなら、8MB以上で3D対応のものが良いでしょう。1〜5万円くらいです。
 
次はキャプチャーカード。いわゆるビデオ取込みってやつです。現在ではアナログとデジタル信号によって分けられます。まずはアナログから。遊び程度なら、ビデオキャプチャーカードと書いてある(もちろん自分のパソコンに対応しているもの)ものなら何でもいいでしょう。2.3万円であります。ビデオカードもないのなら、ATI社のXclaim VR128 8Mで決まり。Macとの相性も抜群(G3では同じチップを使っている)なので、一石二鳥である。本格的にやるなら、20万以上の出費を覚悟しなければならない。ビデオ編集には必ず高速なハードディスクも要求されるので、それ相応にシステムを組む必要がある。取りあえずデジタルビデをカメラを使った編集なら、Fire MAX2(ウルトラワイドSCSIポート付き)等のDVキャプチャーカードを入れ、ウルトラワイドSCSI(以下UWSCSI)以上のSCSIカードも入れてHDも対応した高速なものを入れる。これだけでも20万円超えそうだが、ソフトも高いので容赦がない。プロ用のシステムになれば、カードだけでも20万以上するので恐ろしい。
デジタルは現在主流になりつつあります。MacにはW&B G3からFire Wireが標準装備されましたので、「DV」表示のあるデジタルビデオカメラなどから直接キャプチャーできます。現行の新機種であればほとんど問題はないようです。アナログビデオからも変換器を用いれば取り込み可能です。Fire Wireカードはまだまだ高価で、4万円以上するようです。
 
SCSIカード。Macにはナロースカジーと言われるノーマルなSCSIは標準装備(一部機種除く)なので、増設の必要性を感じない人も多いだろうが、先ほどのビデオ編集や大量のデータを扱う人には不可欠でしょう。データベースでもHDが速いと楽である。SCSIには数種類あり、FAST,WIDE,ULTRAの順で速くなり、最近ではULTRA160などSCSIの32倍の能力を持つものまであります。SCSI-2や3と言うものもありますが、これも3の方が高速になりますが、線やコネクタの規格と考えれば良いでしょう。SCSIカードにはHDとの相性もありますので、ショップの人などによく相談して、購入して下さい。価格は1万〜7万ぐらいと幅があり、どれが正しいと言えない厄介なもの(高ければ良い訳でもない)でもあります。増設の際にはコネクタの形状を要チェック。SCSIの場合数種類のコネクタ形状があるし、既存の機器との接続ケーブルも確認すること。ケーブルは少し高くても信頼性のあるメーカーで、状況が許す限り短いものが良いです(長いと抵抗値が増え接続できないこともある)。SCSIに関しての別コーナーもあります。
 
Etherカード(イーサー)。LANを組む上で重要なもの。10BASE(イーサーの規格。大きいものほど高速と考える。10、100が一般的ではあるが、ギガビットクラスも登場している)が今も主流だが、100BASEの機器類の低価格化とともに、100BASEが今後のイニシアチブを取るものと思われる。アップルの場合、Apple Shareに通信の速度を委任するため、Mac OS8.5未満の環境で100BASEを導入しても効果を教授できない。100BASEを満喫しようと思えば、OSの統一(各種ドライバソフトなどが統一されていないと、とたんに機嫌を損ねる機器が出始める。大所帯の使用の場合、必ずと言っていいほど管理者に文句を行ってくるので、大変である)なども必要となる。PCI使用なら相性の問題もほとんどないので、安価なものでも十分。勘違いしてはいけないのが、100BASEを使うなら、HUBも100BASE使用のものを使わなくてはならない。10BASEのHUBだと、速度はもちろん10BASE以上上がらない。ケーブルも必ずカテゴリー5以上のものを使うこと。余談にはなるがスイッチングHUBというのもある。これはよく聞かれるので、別に説明する。カードの値段は1万円前後。
 
モデムカード(TAカード)。内蔵型の通信装置です。Apple用のものは意外と少ないのですが、場所や電源(コンセント)の節約になります。あと、シリアルポートの節約にもなるし、シリアルポートのスピードにも左右されないのでいいかも。価格はあまり見たこと無いのでわかりません。
 
USBカード、現在の最新モデルからは全てのMacにUSB端子が装備されています。周辺機器もUSBで接続されるものが主流となりつつあります。最近はMac用のUSBカードも出回り出しました。7千〜1万円強のようです。
 
この他にも、超高速な記憶装置として、RAMカード(何と2GBもRAMを積んでHD代わりに使う。もちろん高い)やPCIバスの増設をするもの、ISDNを数本束にして高速な通信をしてしまうものや、DOS/V機のハードをカードにしたものなど色々なものがあります。目的に応じて増設しましょう。PCIスロットは限りがあるので必要性に合わせたチョイスが必要である。
 
 
 
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