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- Dimensions(ディメンジョン)は3Dソフトである。数ある3Dソフトに比べると地味な存在であるが、ポストスクリプト出力ができ、Illustratorとの親和性が高く、使う人にはとっても便利なものです。3Dのソフトをバリバリに使うと言うより、Illustratorでの立体的な表現の補助に使うつもりなら、最高の相棒になるでしょう。
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- 3Dに関する基礎知識
- 最近ではレイヤーやアニメーション機能、エフェクト効果も満載で低価格なものでてきています。代表例としては「Shade」、「STRATA
STUDIO」、「LigtWave」、「Ray
Dream」等があります。ただ、Dimensionsをこれらと比較することはできません。なぜなら使用目的が違うからです。前述の3Dソフト郡はPICT(画像)として出力することを前提にしており、DimensionsはEPS(線画)出力を前提としていると言えばわかりやすいでしょうか?。もちろん、3Dソフトとしての基本機能はありますが、他のソフトに比べればチープです。
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- ディメンジョン基礎知識
- 現在のバージョンは3.0(1999年4月)。Mac/Win両方のバージョンがそろう。3.0からはソフトの信頼性も向上し(2.0はかなりフリーズを起こしたり思うようにレンダリングできないことが多かった)、3DMF出力もできるようになるなど、機能と操作性が充実されました。2.0はIllustratorのおまけ的な存在であったが、3.0からは製品としても十分納得のいくものになりました。
- 激安購入の裏ワザ
- かつてはIllustrator5.5のパッケージにバンドルされていたので、アップグレード(99/07/31まで)するのが得策でしょう。安く買えるキャンペーンなどは見たこと無いです。
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- ビジネスの現場での活用術
- このソフトは使う人を選びます。Illustratorを使わない人にはすすめません。また、結構癖のあるソフトなので、パッケージデザインやテクニカルイラスト、ほんとに気軽に3D効果を得たい人には最高の武器となりますが、既に3Dソフトを使っている人には物足りなさを残すでしょう。ちなみに私のテクニカルイラストには随所にDimensionsが使われており、CADでしか描けないようなスプリングなどのイラストも、簡単に描くことができます。じつはこれってすごいことなんですけどね。
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- ディメンジョンワンポイント講座
- ディメンジョンのうたい文句は2Dグラフィックソフトと同じ操作感で3Dオブジェクトがつくれると言うことなので、そこら辺に重点を置いて解説しましょう。
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- 1.使用頻度の高い押し出し機能を試してみましょう。
- まず、Illustratorで元になるオブジェクト(図形)を作成します。
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- このオブジェクトをコピー&ペーストするのですが、線幅は0
ptにするのがコツです。
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- 2.このオブジェクトを適用して「オブジェクトの押し出し」をしてみます。
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- カメラの角度45度でドラフト表示ならこんな状態です。
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- 3.色を設定して、希望の押し出し距離を入力し、押し出してみます。
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- でも、これだけだと堅苦しいので、斜角を使って押し出すと
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- 曲面がやわらかくできたりします。簡単なお遊びイラストですが、この程度(笑)なら5分もかかりません。
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- 4.もちろん3Dで作成していますからカメラアングルを変えれば色々な角度から見ることができます。
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- 5.使い方さえ研究すれば、このようなスプリングなども簡単に作成できます。
Dimensionsは確かに癖があるソフトですが、Illustrator使いには強力な武器になることも事実です。単独使用と言うよりもセットで使った方が役に立ちます。慣れると良いソフトですよ。
言わずと知れたソフトメーカー。カタログもある。
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